当施設に運ばれたごみは、計量後、プラットホームからごみピットに投入されます。
ごみピット内のごみはごみクレーンで撹拌し、均質化した後、投入ホッパへ投入し、給じん装置により焼却炉内に供給されます。
炉内のごみは、ストーカ上を移動しながら燃やされ、灰になります。
炉内は850℃以上の高温状態になっているため、ごみは完全燃焼します。

再燃焼室上部で尿素により窒素酸化物を低減させた後、ガス冷却室及び空気予熱器で冷却されます。
その後、ろ過式集じん器でダイオキシン類・塩化水素・硫黄酸化物・ばいじんを捕集し、クリーンな排ガスとして煙突より排出されます。

焼却炉で燃やされたごみは、焼却灰となり、リサイクル工場などへ搬出されます。

排ガス処理設備で補修された飛灰は、薬剤処理された後、場外へ搬出または資源化されます。

ごみピット内の臭気を含んだ空気は、燃焼用空気として押込送風機により炉内に送られ、完全燃焼されることで臭気は分解されます。

埋立ごみは回転破砕機により破砕し、破砕物は磁選機によって鉄を回収します。
その後の破砕物は粒度選別装置へ送られ、さらにアルミ選別機でアルミを回収します。
選別後の残渣は焼却施設へ搬出され、焼却処分します。
アルミと鉄はそれぞれ場外へ搬出され、大切な資源としてリサイクルされます。

ペットボトルとプラスチック製容器包装は受け入れホッパより破袋機へ送られ、破袋された後、手選別コンベヤで不敵物を取り除き、圧縮梱包機で圧縮・梱包した後、成形品ストックヤードに送られます。

ご家庭で発生した剪定枝は、受け入れ後、小さく破砕し、剪定枝チップとして再生しています。